地域情報サイト 広島|石橋竜史の『広島の舞台裏』
 

石橋竜史が普段見れない様々なシーンの舞台裏に潜入取材!
※各記事に連動した動画をPCサイト(http://koeya.com/)の『映像』ページにて配信中!
 


 
『街の明るい未来へ「監督責任」』
 
早いモノで2月も半ばに突入し、広島市では市議会の定例会が開会。
ここでは市側より、新年度予算「案」が上程されます。
 
また、時を同じくして世間では確定申告も始まり、汗水たらして日々働き、その対価として得る「賃金」から…
義務であり日常化しているとは言え、誰しも「そこそこの金額」を払うでなく、納めているもの。
 
返す返す想像してみて下さい。納めた額を「もしも個人的に自由に使えたら?」
旅行?食事?ショッピング?愛しい人へプレゼント?親孝行?夢と希望が膨らみます♪
 
でも"そこ"は叶わないながらも、税金が世の為、人の為、巡り巡って自らの為に「有意義に活用される」からこそ…
人々は謹んで「納税」する。ならば、その使途(使い道)にも目を配らなくてはなりません。
ここはモナコ公国の様に「タックス・ヘイブン」(税金が免除、もしくは著しく軽減)ではないのですから。
 
しかしながら、この広島では、納税すれば「それでヨシ」としている方々が悲しいかな多かったりで?
分かり易い実例を挙げるならば、「広島西飛行場問題」。
 
17年前、広島空港が開港された際に西飛行場は廃止される予定でしたが、現在も存続。
その間も、年間「約5億円の赤字」は毎年カウントされ、累積赤字は「約120億円」にも上ります。
 
この問題を解決するべく、今年に入り、「トップ会談」と銘打って県知事と市長が会合を持ちました。
「同飛行場をヘリポートにしては?」云々の提案に対して、市長の「回答」は…
「来年1年くらいジックリと時間をかけて充分に検討したい」であります。
 
人々の納めた税金が、何の実を結ぶでなく、何年間もジャブジャブと水に流されている実状。
 
先だっても、外部監査が市の無駄を勧告しました。
大学の付属機関として設立された「広島平和研究所」たるモノが市の中心部にあるビルへ「仮入居」していた。
しかしながら、同研究所は、いつまでも大学へ移転する事なく、市は年間で「約2700万円」の賃料を払い続けていた。
 
この度の新年度予算では、市側がオリンピック招致に「約2600万円」。折り鶴記念施設の検討に「約600万円」を計上。
 
全てを「悪」としているのではありません。必要な経費は必要に応じて「有効に」活用するべきである。
そんな中にあり、この広島では他都市と比べても「無駄遣い改善への取り組み」が著しく遅れているは明白な事実です。
 
でも、そんな甘い状況を長年に亘り許して来たのは、他ならぬ、この地域の私共「納税者」。
厳しい「監視の目」を養わなければなりません!と、いち市民として、いち納税者として切に思うのです。

 
投稿日:2010年2月18日
 


 
『大都市圏との機会格差』
 
新年を向かえ、早いもので既に2週間が経過しようとしています。
この年末年始も、TV業界では東京のキー局発信から地方局の自社制作も含め、慣例、風物詩とも言える「特番」の連続でした。
そして、特番内では必然的に「イレギュラー」(非日常)な空間が、とりわけ地方局などでは顕著に発生します。
 
例えば♪
芸人さんと絡んだり、アスリートと絡んだり。
トークもあればバラエティ形式もあり、必然的に、ルーティーン・ワークとは違ったテイストが求められる。
 
そこで、何チャンネル云々ではなく、「東京発信の番組」と「地方局の自社制作番組」をイチ視聴者として見比べてみると?
明らかに、それは明らかに「地方局の出来」が劣っているのです。
無論、どの局、どの番組、どの出演者でなく、「広島」としての地域を"総じて"捉えた印象。
 
何もコレは今に始まった「優劣」ではありませんけども、企画、コンセプト、編集、スタジオなりロケの回し方…etc。
改めて、「何故ここまで東京発信との格差が生じてしまうのか?」
言わずもがな「東京発信」を諸手を上げて賞賛するでなく、地方だからと言って卑下するでなく、純粋に感じる「クオリティ」の話です。
「地方で作るから、発信するにも地方レベルで良い」と言うモノではないはず。
当然、「広島には優れた番組が皆無であり、業界に優秀な人材が不在」と乱暴に申しているのではありません。
広島にも優れた番組はあれば個々で"デキる"人など沢山いらっしゃる。返す返す、地域として「総じて」の話。
 
根本部分でマーケットの大きさが違うので、大都市と地方都市のハード面を嘆いても無意味。
そんな中、この「クオリティ格差」が生じる原因の1つとして確実に言える事は、やはり「機会」です。
色んな種の番組を制作する機会に、そこに出演する機会。また、そこで鍛えられて上達する機会。
この点が、地方都市の場合は大都市圏と比べて圧倒的に少ないので、良い素材(能力・人材)が育まれず養われない。
 
ただし、全て原因を環境に押し付けるでなく、そこは創意工夫と「地方でも出来る!」との気概で取り組んで行くしかありません。
何も未熟な己を棚に上げて「ただ愚痴っている」でなく、地方でも取り組む姿勢にアイデア1つ「出来る範囲で出来る事は山ほどある」。
その可能性を見い出せているが故、前向きな提言です。いくらでも「現状」より良質なモノは届けられる。にも拘らず…
夜明けは遠いぜよ(笑)

 
投稿日:2010年1月15日
 


 
前の記事次の記事
 


 
◆石橋竜史
1971年11月9日生まれ。
フリーアナウンサーとして、テレビやラジオ番組、スポーツイベントを中心に活動。
また、ナレーション業では、テレビ・ラジオCMや音楽・スポーツソフト等、全国規模で活動中。
 
◆PCサイト
『石橋竜史とは?』
http://koeya.com/
 


 
トップページへ戻る
 
『地域情報サイト 広島』についてはこちらをご覧下さい。
当サイトについて
 
(C) since 2008
LINKSRING